Nゲージでオリジナルの汽車を作る
Nゲージを利用して世界で一台しかないオリジナルの汽車を作るためには、細かい加工を必要とします。まず必要となるのは、ウェザリングです。
通常日本の汽車は車体が真っ黒でできています。なぜ真っ黒なのかといえば、煙が車体についたとき目立たないようにするためです。そのため、黒い車体に黒い汚れを付けてもほとんど目立ちません。その代わり、土などのほこりの汚れを表現すると目立つことがあります。特に、車輪の周りや車体の地面から近いところは軽くエアブラシなどを使って茶色い色を塗装してみましょう。これにより、プラスチックの感触が少なくなり重厚感が増します。
もう一つウェザリングをするとすれば、連結器の部分です。連結器の部分は、よく見ると先端が赤茶色くなっていることがわかります。当然販売されている状態では、色が付いていません。そこでオリジナルの汽車にするためには、先端部分のところに茶色い塗装をすることが重要です。ただし、Nゲージの場合には連結器の大きさは3ミリ程度しかありませんので、エアブラシを使うと塗装がうまくいかないことがあります。そこで、筆のブラシを利用して茶色い塗料を塗ってみましょう。これだけで、ほかの汽車とは違う雰囲気を醸し出すことが可能になります。
さらにリアルに見せるためには、乗務員を乗車させることが必要です。KATOから運転士の人形が販売されています。この人形を機関室に乗せることで、まるで本物の汽車のような雰囲気になります。走らせるときは、発煙筒を使って煙を出す方法も考えられるでしょう。そこまで手を加えているNゲージの所有者はほとんどいませんので、レンタルレイアウトなどで走らせれば注目の的になることは間違いありません。